ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ/スペイン代表FW/20歳)

想定移籍金:4000万ユーロ(53億円。バイアウト額)。 

ソシエダのカンテラ出身者であるアントワーヌ・グリーズマンとすでに比較される存在となっているオヤルサバル。

彼はペドロ・ムニティスのようなウィンガーだが、ニュアンスは若干異なる。短い距離でとても速く、ドリブルしながらのランも可能。そして、この年齢にしてゲームを読むこともできる。

試合についての察知力は最大の武器のひとつだ。ゲームの潮流を読み、FWをサポートしたりゴールを狙うために中に入る決断も優れている。

今季のチェルシーの攻撃陣でそれをうまくやっているのはアザールしかおらず、オヤルサバルはクラブが喉から手が出るほど欲しい人材と合致する。

また、素晴らしいクロスの能力も強みのひとつだ。彼はスバ抜けて速いわけではないかもしれないが、ゲームを読んで次のプレーを査定し、チームメイトのためにスペースに走り込む。

チェルシーにはスペイン人も多く、彼のクロス力はモラタ&ジルーの長身コンビにとって素晴らしい利益になるだろう。

彼は2016年に契約を延長しており、バイアウト額は4000万ユーロに設定されていると伝えられている。チェルシーとしては彼を手に入れたいならば、徹底してやらなくてはいけないだろう。