香川真司(シャルケ04戦)
シャルケとのダービーマッチに強い香川真司。
一昨季には芸術的なループシュートを決めているが、ここではあえて海外初挑戦となった2010-11シーズン、最初のダービーで記録したゴールを取り上げたい。
ゲッツェが失ったボールを拾った香川は、4人に囲まれる中、瞬時にドリブルコースを見極め90度の旋回で振り切ると、左足でシュート。ボールは相手DFの足に当たったことでノイアーの反応が遅れ、ゴールに吸い込まれた。
さらに香川はこの後もう1点を加え、チームは3-1で会心の勝利を収めた。
宿敵相手、それも敵地で主役となった香川は、かくして“極東からやってきた謎の日本人”からクラブのアイドルとなり、ブンデスリーガにおいて現在まで続く“日本人ブーム”の火付け役となったのであった。