中田英寿(ユヴェントス戦)

エポックメイキングな出来事だった。

1998年9月13日に行われたセリエA第1節。直前のフランスワールドカップで活躍した中田英寿は、昇格したばかりのペルージャの一員として開幕戦の舞台に立っていた。

相手はリーグ2連覇中の王者ユヴェントス。案の定ユーヴェが前半に3点のリードを奪うが、後半、日本の若き司令塔がデビュー戦で早くもその才能をみせつける。

裏へのスルーパスから強烈なシュートでニアサイドを抜き、記念すべき初ゴールを奪うと、その8分後にはゴール前のこぼれ球をボレー弾。ペルージャのホームであるレナト・クーリ、そして日本のお茶の間が一気に沸騰したことはいうまでもない。

試合は結局3-4でユヴェントスの勝利に終わったが、“名刺代わり”と表現するにはあまりにも偉大な2ゴールだった。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい