―この4年間で代表監督は3人目。技術委員長も変わっている、会長も変わっている。代表強化の継続性について

「会長が変わるというのは2年の任期ごとにその可能性があるわけで、これは自然のものだと思っています。

技術委員長についても変わってきているのは事実ですが、基本的な流れというのは僕は変えてはいけない部分があると思っています。

育成の部分や指導者養成の部分。そこの部分はしっかりと過去を踏襲し、今も日本のスタイルを築き上げていると思います。

もちろん良い方向に修正していく、改善していくというのは当然必要であって、そのことは今後も実行していきます。人が変わろうと変わらなかろうとそれは実行していかなければいけないと思っています。

ただ、頻繁に変わることが良いことかと言うと、必ずしもそうではないことの方が多いとは思います。これはその都度その事情があったりするわけですから、一概にそれが全てダメだとも言えないと思っています」

―ハリルホジッチ監督と協会との具体的な摩擦について

「協会との摩擦は僕はあったとは思っていません。

ハリルホジッチ監督は合宿が終わると会長室に来てくれてよく話をしてくれましたし。

ただ、私もサッカーをやっていた身ですから、サッカーに対する考えはありますけども、私がそれを聞くのではなく、サッカーについてはあくまで技術委員長であったりコーチ陣がその話をするものだと思っています。

ですから、基本的な摩擦があったわけではありません。

選手やスタッフとの摩擦は当然少なからずあることだと思っていますが、それについても把握しつつも、今回はその…何て言うんでしょう。あれ(一線)を越してしまったということでこの決断に至ったということです。

協会との摩擦はあったとは僕は思っていません」