クラブ名変更を発表するタイミングが遅すぎないか。応援歌や横断幕など、サポーター活動に大きな影響があるが。

「その点については申し訳ないと思っております。

関西サッカーリーグにおける2018年の登録は3月1日からとなっており、それ以前に発表することは不可能でした。

もちろんクラブ名変更は来年からでも可能でしたが、この後のことを考えるとなるべく早く行わなければいけませんでした。

しかし、サポーターに対しての配慮は少し足りなかったかなと反省しております」
チームカラーは?ユニフォームは発表されなかったがどうなる?

「関西サッカーリーグの公式サイトでも出ていますが、紫に変わります。そしてアウェイユニフォームに緑が残ります。

ユニフォームについては開幕戦でお披露目されることになります」
周囲の反応は?

「反応は様々です。知名度は上がったので、営業活動は他の地域にも広がっていくと思います。

ただ、京都を見ていないわけではなく、もちろん地元に応援してもらえるクラブを目指しています」
知名度が上がったタイミングで、営業面でのターゲッティングや具体的なグッズ展開などは?

「現在のところはそこまで考えられておりません。

ただ、試合に来てもらって知ってもらうことで活動を進めていきたいと思っています」

クラブ側の回答は便宜上敬語とさせていただいたが、スクールを通じてサポーターとの距離が近いこともあり、終始和やかな状況で質疑応答が行われた。

正直に言えば、筆者は「この名称変更で注目を集め、立て続けにプロジェクトを進めていく」というプランがあるのかと思っていたので、若干肩透かしでもあった。

ただ、まだ地域リーグのクラブであることを考えればやむを得まい。人的リソースも予算も足りないはずだ。

チームカラーが紫に変わったことで、京都に存在する京都サンガF.C.、バニーズ京都SC、おこしやす京都ACの3クラブが同系色となった。また、関西2部にはJを目指していないとはいえ京都紫光クラブも所属する。

これは世界でもなかなか見られないこと。いやむしろ、世界でこそ見られないかもしれない。クラブ同士で協力しあってともに上を目指して行ってほしいところだ。

おこしやす京都のデビュー戦は、4月14日の 関西サッカーリーグ第1週、A.S Laranja Kyotoとの試合だ。会場は五色台運動公園 『アスパ五色』(兵庫県)。キックオフ予定は11:30だ。関西のサッカーファンは注目せよ!