長谷部誠(日本代表主将)
(ブラジル大会からの4年間を振り返ると?)
「ブラジルで多くの選手が味わった悔しさ、サポーターの失望感。それを乗り越えるために、そして更に上に行くために4年間やってきた。それは選手たち全員にあって、悔しさがチームを引っ張っていったのかなと思います。
ブラジルが終わった当初は、ロシアのピッチに立っている自分は想像できませんでした。今振り返ってみればあっという間でした。他の選手がどう感じていたかわかりませんが、それぞれ所属チームは違えど、心の奥底にロシアへの思いを共通して持っていたと思います。
それが強かったことが、グループステージ突破に繋がりました。ただ、これに満足しているわけではありませんし、今回の悔しさを踏まえて、カタールではさらに上に行って欲しいです」
長谷部誠(日本代表主将)
(大会を終えてみて?)
「選手が口を揃えて話していたのは『期待されない雰囲気をひっくり返してやろう』と。
そういう思いは強かった分、皆様の期待を取り戻すことになったと思います。『やってやった』じゃないですけど…そういう気持ちももちろんありますし、皆様の厳しいお言葉が力になったのかなと」
長谷部誠(日本代表主将)
(代表引退を発表したが、涙を浮かべる選手もいた。ショックを隠しきれない仲間もいたのでは?)
「自分本位でこのようなことを発信するのは、不躾であるというのは承知しています。サポートしてくださった皆さんにお礼を伝えたいということで発表しました。本当に多くのサポーターから温かい言葉を頂きました。
僕のことをおそらく鬱陶しく思っているチームメイトも…若い選手にもいろいろ言うので。でも涙してくれる選手とか、様々な嬉しい言葉をかけてくれる人がいたというのは、言葉で表せない喜びです。素晴らしい仲間を持ったなと思います」