『BBC』など各メディアは26日、「ウォルヴァーハンプトンのナイジェリア代表GKカール・イケメは、現役を離れることを発表した」と報じた。
After 18 years as a Wolves player, @Carl_Ikeme has today announced his retirement from the professional game.
— Wolves (@Wolves) 2018年7月27日
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カール・オノラ・イケメは1986年生まれの32歳。イングランド生まれであるが、2015年にルーツを持つナイジェリア代表を選択したゴールキーパーだ。
ウォルヴァーハンプトンの下部組織出身で、その後様々なクラブにローン移籍。2012年にドンカスターから復帰してからはレギュラーとしてゴールマウスを守った。
その活躍からナイジェリア代表でもスタメンに抜擢され10試合に出場したものの、2017年7月に急性白血病を患っていることが発覚した。
化学療法による厳しい治療の末、今年6月に彼は「完全な寛解」に至る。しかし医者はプロサッカー選手を続けることに懸念を示し、イケメは現役引退を決めたという。
カール・イケメ
「医者と話した後、彼は『引退すべきだ』と言った。治療が僕の体から奪っていった物がある。復帰を目指すことによるリスクをとることはできない。
健康が最も重要なことだ。子供や家族、そして友人のために、まだ生きていたい。
これまでのサッカー選手としてのキャリアを振り返ると、難しいことだった。しかし大きな規模で考えれば、人生に危機が訪れた時には、最低限の代償を支払うしかないんだ」
なおイケメの今後についてはまだ未定であるが、クラブが臨むのであればスタッフとして仕事をしたいと明かしている。