代表でのプレーは名誉なことだと選手たちは口を揃えて言う。
しかしクラブのように長い時間を一緒に過ごすことができないため、超一流の選手であっても適合することのないままキャリアを終えてしまうことも珍しくない。
現在のヨーロッパには複数国籍保持者が多くいる。今回は、もしもう一つの代表を選んでいた場合、国際舞台で今よりも活躍できていたかもしれない選手をピックアップしてみた。
パウロ・ディバラ(アルゼンチン→イタリア)
ユヴェントスの10番を継承しチームを引っ張っているディバラ。ボールに数多く触ってオンザボールで違いを作っていく選手である。
クラブでは中心選手であるためそのプレースタイルでも問題ないが、アルゼンチン代表にはメッシがいる。実際、代表でゴールを決めたのも18試合目だ。ゴールを継続的に決める選手としては満足できる数字ではないだろう。
もし彼がイタリア代表を選んでいれば、もっと違うストーリーを築いていたかもしれない。FWの駒が豊富なアルゼンチンに対し、イタリアは慢性的にその人材が不足している。
二重国籍のディバラにはその権利があった。しかしかつてメッシがかつてそうしたように、彼はアルゼンチン代表を選んだ。