南米の頂点を決めるコパ・アメリカ2019も、グループステージが終わろうとしている。

招待国として20年ぶりに参戦している日本代表は、チリとの初戦で0-4と大敗したもののウルグアイ戦は2-2と大熱戦に。二度のリードは守れなかったが、南米のサッカーファンの心を掴むような戦いぶりであった。

ただ、勝ち切れなかったことは残念でならない。植田直通とエディンソン・カバーニの接触によるPK判定は微妙なもので、後半には、PKを得られていてもおかくないシーンがあった。

こちらは後半、中島翔哉がエリア内で“マルセイユ・ルーレット”を実行した場面。スロー映像で見ると足をかけられているのは明らかだったが、日本にPKは与えられなかった。

これらの判定ついては現地で「日本の勝利が盗まれた」などと伝えられているという。

そう言われると余計に悔しさが募るが、嘆いてばかりもいられない。

植田がPKを与えた場面でカバーニは大袈裟に痛がり、ウルグアイの選手たちもPKを要求した。

また、会場には隣国ウルグアイのサポーターたちが詰めかけていたこともあり、選手・サポーターらが一丸となって主審の判定を変える“雰囲気作り”をしたともいえる。

一方、日本はといえば中島は倒された瞬間にファールをアピールしたものの、味方の選手たちはそれほど要求せず。何事もなかったかのように試合は続行された。

もしこの場面で子供が駄々をこねるようにでもPKを要求をしていれば、もしかしたら判定は覆っていたのではないだろうか。