厳しい暑さが続いた夏が過ぎ、スポーツの秋を迎えている。Jリーグも最終盤を迎えつつあり、例年通り上位も下位も混戦模様で、1試合1試合の重要度が増している。
そんな中、シーズンの終盤に入ってから一気にコンディションを上げてきている選手がいる。そこで今回は、ここから本領を発揮しつつある注目必至のJリーガーを紹介する。
荒木 大吾(ジュビロ磐田)
柏ユース出身の荒木は山中亮輔と同期。テクニックに秀でたドリブラーで、広大なスペースを強引に突破するアダイウトンとは対照的な、狭い隙間を攻略できる希少な存在だ。
フェルナンド・フベロ新監督が就任するまでのリーグ戦23試合中20試合に出場したが、先発出場に限ると2試合だけ。ほとんどが終盤からの投入だった。
決して不可欠な存在というわけではなかったのは、そのプレースタイルとビハインドの展開が多かったチームの不調が大きな要因だろう。
とはいえ、現体制では先発出場の機会と出場時間が共に増加中。戦術が整備されたこともあり、才能がより発揮されつつある。今シーズン中のJリーグ初ゴールに期待したい。