プロフェッショナルレフェリー西村氏も2試合を担当

プロフェッショナルレフェリー(PR)として知られる西村雄一氏は、金曜日の夜、湘南と浦和の試合でVARを担当。

さらに、日曜日の夕方には、神戸のノエビアスタジアムで主審を務めている。VARと主審両方の仕事をこなしているのだ。

Jリーグの中継を見ていた方は「おや?」と思ったかもしれない。金曜日や土曜日の放映の際に紹介された審判団の名前が、翌日ないし翌々日に再び呼ばれていたからだ。

実際、第1節でJ1を2試合担当した審判は6名いた。その内訳は以下の通り。

佐藤 隆治
湘南 VS 浦和:主審→広島 VS 鹿島:VAR

岡部 拓人
湘南 VS 浦和:第4の審判→神戸 VS 横浜FC:VAR

西村 雄一
湘南 VS 浦和:VAR→神戸 VS 横浜FC:主審

山内 宏志
湘南 VS 浦和:AVAR→広島 VS 鹿島:副審

相樂 亨
仙台 VS 名古屋:AVAR→横浜FM VS G大阪:AVAR

東城 穣
C大阪 VS 大分:主審→清水 VS FC東京:VAR

この中でも大変だと思われるのは、場所が近いとは言えないにもかかわらず、2日連続で試合を担当した審判だろう。

東城氏と相樂氏のケース

例えば、プロフェッショナルレフェリーの東城穣氏の場合、22日(土)15時からヤンマースタジアム長居(大阪)で主審を担当し、翌日23日(日)には13時キックオフのIAIスタジアム日本平(清水)でVARを務めている。

審判は通常、試合開始の2~3時間前にスタジアム入り。試合後もマッチコミッショナーとのミーティング等があるため、スケジュールはそれなりにタイトであったことが想像される。

2019年限りで1級審判を引退し、今年からVAR専任となった相樂亨氏は、22日(土)14時からのユアテックスタジアム(仙台)でAVARを務め、翌23日(日)も同じ14時から日産スタジアム(横浜)でAVARを務めた。こちらも仙台から新横浜まで長距離移動している。