――今年も新しい選手が入ってきました。昨年から一緒にプレーしているとは思うのですが、西川潤選手に対する印象はどうですか?
どうですかね。まぁ、現状は「まだまだ」という感じじゃないですか。
今は流行っているじゃないですか。若い選手たちがレアル・マドリーやバルセロナへ行くとか、オランダへ行くとか。だから基本的には彼がどうしたいのかによって、自分で決めたらいいと思います。
僕が17、18歳の頃もそういう話は周りの選手も含めあったと思いますが、今のように「すぐ行く」という時代ではなかったですからね。今は、海外へ行けば日本代表に入れるみたいなところもあるじゃないですか。
いい時代だなと思いますし、代表に入りたいのであれば海外へ行けばいいと思います。もちろんそれで失敗している選手もいると思うんですけど。
彼がこの先どこを目指すかですよね。僕らの若い頃とは違って、ヨーロッパの組織もクラブもすごく大きくなっています。ただ、Jリーグのレベルも高くなっているので、安易にJリーグで活躍できると考えていたら難しいと思います。
まだまだこれからですし、セレッソが大事に育ててあげないといけないんじゃないかなと。高校生とプロではやはり全然違いますから。彼の中でも今その葛藤があるかなと思います。
――ルヴァンカップも含め、ホーム2連戦で開幕することについては?
いいですね。ホームでの楽しいですし、移動もないから楽なので、めっちゃ楽しみです。
※2月16日のルヴァンカップ松本山雅FC戦は4-1と快勝。柿谷は先発して72分までプレーした。開幕戦となった22日の大分トリニータ戦も63分から出場し1-0勝利に貢献。
――最後に、柿谷選手が今シーズン、何を成し遂げたいか教えてください。
Jリーグ優勝です。すべての集中力をリーグ戦に注ぎ込みたいと思っています。できなかったらできなかったですが、とにかく真剣に狙うところから始めてみたいな、と。
個人の目標は、試合に出ること。怪我なく全試合に出てシーズンを終えること。その上で、チームを勝たせるゴールを多く決めること、ですね。
柿谷 曜一朗
1990年1月3日生まれ(30歳)
セレッソ大阪所属
日本代表18試合出場5得点