デイヴィッド・ベッカムら名選手を輩出してきたマンチェスター・ユナイテッド。
ルーク・チャドウィックもエネルギッシュなドリブラーとして期待されていたひとりだった。ユナイテッドでは大成できなかった彼は、自らの外見をいじられることに苦しんでいたと明かした。
『The Athletic』によれば、BBCのクイズ番組「They Think It's All Over」で見た目をからかわれたことがトラウマになっていたという。
ルーク・チャドウィック
「『They Think It’s All Over』について誰かが最初にメールを送ってきたことを覚えている。
とてもショックだった。マンチェスター・ユナイテッドで時折プレーしていたけれど、当時の自分はとてもナイーブだったからね。
自分はケンブリッジの小さな村で育ったし、そこではそんなことはなかった。自分が有名になっていて、人々が自分のことを知っているとは、全く気付いていなかったんだ。
メールを読んで、『Oh no、なんだこれ』って思ったよ。
それから、より多くの人達がそれを話題にし始めた。翌週の番組を見たら、自分についてのジョークで人々が笑っているのを目にした。
他人にとっては確かに面白かったけれど、自分はそう感じられなかった。
(放送がある)毎週金曜と試合があるその翌日も、それは人々の記憶に残っていた。それから、自分は毎週金曜日が恐くなった。
自分は自信に満ちた人間ではなかったので、より悪いものになった。
目を半分閉じて見るようになった、彼らが止めてくれるのを期待して祈りながら。でも、決して止めることはなかった。やり続けた。
バカバカしい子供じみたものだったので、もし一度きりだったなら、それほど問題にならなかったと思う。
(でも、)毎週連続で、本当に自分には堪えた。
19か20歳の子がBBCの人間と話して止めるように話すことができただろうか?それでも彼らは続けただろうか?
止めていただろうと思いたい。分からないけどね」
「人生で最高の時になるべき」はずが、金曜日になるたびに死んだような気持ちになっていたとか…。
ユナイテッドで期待されていた頃のチャドウィックがこちら(以下動画1分15秒~)。
ベッカムとの交代で投入されたのが彼だ。
現在39歳のチャドウィックは2016年に現役を引退している。