大卒の“強み”と新しい“相棒”
――長澤選手は大学卒業後すぐに欧州へ渡った珍しいキャリアを持っています(※2013-14シーズン冬に専修大学からドイツの1.FCケルンへ加入)。昨今の大卒選手で気になる選手はいますか?
近年の大卒選手はよりJリーグの中で即戦力として扱われています。本当に個の能力の高い選手たちがJリーグに参戦し、なおかつ結果も残している。どの選手も能力があるので、負けていられないですね。
――大卒選手の“強み”はどこにあると思います?
高校年代からプロへ入る場合、18歳でJリーグの試合にスタメンあるいは途中出場でも絡める選手はそこまで多くないのが現状です。
能力のある選手であればそれでも試合に出場しながら経験を積んで成長していけますが、そうでない選手たちは大学へ進み、大学リーグや大学選抜でしっかりと実戦経験を積み重ねてプロに入っていく。
そういった意味では、高校から直でプロになるよりも選手として自分により磨きをかけた選手たちがプロへ入っていけることは、プロでなかなか試合に絡めない選手たちと比べてまた違った強みがあると思います。
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— アディダス ジャパン (@adidasJP) April 19, 2021
※インタビューは3月に開催されたリモートでのファン参加イベント後に行った。
――長澤選手はピッチ外での活動にも積極的です。外での刺激がピッチ内にも繋がっていると感じる瞬間はありますか?
ピッチ外での活動が直接ピッチの中でというとまた違ったジャンルになりますかね。ピッチ外でいえば、試合に向けた準備や栄養補給、睡眠・休養など、時間の使い方がピッチの中に影響すると思っています。
サッカー選手がピッチの中で仕事をする時間は1日2-3時間に限られていますし、それ以外の休養の時間に何をするかは自由なので、有効に使っていければと思っています。