ついに開幕を迎えたEURO2020でショッキングなアクシデントが起きた。
グループBのデンマーク対フィンランド戦でクリスティアン・エリクセンが突如昏倒。その場で心肺蘇生を受けた彼は意識を取り戻し、現在は安定した状態にあると発表されている。
トッテナムで彼を指導したジョゼ・モウリーニョ監督もショックを受けていたようだ。『talkSPORT』のインタビューでこう明かしていた。
ジョゼ・モウリーニョ(現ローマ監督)
「今日も昨日起きたことを考えてしまう。悲しい日ではなく祝う日だと思う。
サッカーは組織、プロトコル、医師と専門家のレベルがある方向へと進むことができた。
あの瞬間、神もサッカーを見ていたと私は信じている。
全てが一緒になり、クリスティアンと我々、家族をともにいさせてくれた、生かしてくれた。
(命は)サッカーよりもはるかに大事なことだったが、それと同時にサッカーのよき価値も示したと信じている。
愛情、結束、ファミリーとしての精神。彼の家族だけでなく、サッカー界全体が家族だった。サッカーは人々を結びつける。
昨日、私は祈ったし、泣いた。だが、世界で何百万人もの人が同じことをした。
昨日、よくない理由でサッカーは人々を結びつけた。最終的にはクリスティアンが生きていることを祝うことができる。
彼とは話せなかったが、今朝にピエール・ホイビュア(トッテナムに所属するデンマーク代表MF)と話した。ピエールはクリスティアンについてとてもポジティブだったよ。
いい知らせだ。だから、祝う時だと思うね」
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心臓発作を起こしたエリクセンを救った適切な処置、そして、サッカーによって人々が結びつく点を指摘しつつ、あえて祝う日だと述べていたようだ。