スリナムリーグを戦っているインテル・モエンゴタポエの会長を務めているロニー・ブランスウェイクが、CONCACAFリーグの試合に出場した。
CONCACAFリーグは北中米カリブ海サッカー連盟の強豪クラブが集まる大会で、CONCACAFチャンピオンズリーグの下に位置するコンペティションだ。
いわゆるUEFAチャンピオンズリーグにおけるヨーロッパリーグのような存在で、各国のクラブにとっては貴重な国際試合の舞台となる。
そこで話題になったのが、スリナムリーグで優勝したインテル・モエンタゴポエと、ホンジュラスの名門オリンピアの対戦だ。
インテル・モエンタゴポエはこの試合で中盤に背番号61の選手をキャプテンとして起用。なんと彼は、スリナム副大統領であり、さらにクラブの会長も務めるロニー・ブランスウェイクだった。
【動画】ブランスウェイクはこの試合で54分までプレー。17回のパスを出し、14回成功したとのことだが、このヘナチョコキープ…。
見るからに太っている61番の選手はやはりと言うべきかあまり活躍できず。なお、彼と54分で交代出場したダミアン・ブランスウェイクは実の息子だったそう。
なお、ロニー・ブランスウェイクは1961年生まれの60歳で、現在スリナムの副大統領である他、インテル・モエンタゴポエの会長を務めている。
プロサッカー選手の経験はなく、もともとはスリナム国軍の兵士。後にクーデターのリーダーとして政府を打倒し、政治家となった。
インテル・モエンタゴポエのスタジアムを建設するなどサッカーに関する情熱は誰もが認めているが、選手を拳銃で脅したり、審判らを暴行したりとこれまで何度か活動禁止処分を言い渡されている。
なお、もちろん国際的なクラブ選手権で出場した選手としては世界最高齢記録になるとのことだ。