近年のサッカー界で最強に君臨してきたリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウド。
異次元のプレーを見せ続けてきた2人は「宇宙人」とさえ呼ばれてきた。
そうしたなか、ディエゴ・マラドーナのフィトネスコーチを長年務め、2010年ワールドカップではアルゼンチン代表にも帯同したフェルナンド・シニョリーニ氏が面白い話をしている。
名物コーチとして知られる彼は『Diario Diez』のインタビューでこう述べていたのだ。
フェルナンド・シニョリーニ
「メッシを指導するのは、猫にネズミ捕りを教えるようなものさ。彼は別の惑星からやってきた」
「(ロナウドとの比較)
誰がこんな比較をするのか分からないが、一番は彼らを楽しむことだ。比較するのではなくね。
誰が一番好きかを言うことはできても、誰が最高かは言えない。
ロナウドはとてつもないアスリートであり、並外れたゴールスコアラーさ。だが、彼は地上のものだ。
レオはエイリアンであり、サッカーをプレーする芸術家。
彼がやることは唯一無二であり、永遠に記憶されるだろう。エキサイティングなことをやっているからね」
「レオは宇宙人だから、そのカテゴリー(人間界)には入らない。
人間のなかで、最も解釈に優れ、試合の秘訣を知っていたのは、間違いなくアンドレス・イニエスタだ。類稀なるフィジカルを持っていなかったにもかかわらずね。
サッカーはフィジカルよりも芸術の域に達するもの。
世界にイニエスタのような選手がもっといて欲しいね。
レオは世界最高であり、より決定力がある。だが、イニエスタのサッカーへの理解は別次元…。
地球人ではイニエスタが至高だ」
メッシはもはやエイリアンだが、人間界で最高なのはイニエスタだと絶賛!
Enjoy three minutes of Andrés Iniesta balling in Japan 🤩 pic.twitter.com/jo3PlQwqWU
— ESPN FC (@ESPNFC) March 20, 2021
【動画】ヒト科最強!イニエスタ、日本で見せてくれた「地上最高テク」
そのイニエスタは38歳になる今年もJリーグでプレーを続ける。今週から始まった新シーズンでもきっと魔法を見せてくれるはずだ。