ラ・リーガのバルセロナは、「放映権の10%×25年分」をアメリカの投資会社に売却したことを明らかにした。

購入したのは『Sixth Street Partners』。すでにレアル・マドリーとも契約を結んでおり、新装されるサンティアゴ・ベルナベウを商業的に利用できる権利を獲得している企業だ。

この取引によって約束される支払額は2億700万ユーロ(およそ292.7億円)で、財政的に厳しい状況にあるバルセロナにとっては大きな収入になり、今回の会計年度の損失をカバーできるという。

ただ、この収入が今夏の補強に何らかの影響を与えるというわけではないそう。

この金額が加わっても損失の補填が大半であり、バルセロナが使えるお金は増えておらず、他の取引の成立を待たなければならないようだ。

ラ・リーガにはクラブの経営状態に合わせたサラリーキャップ(給与制限)が課せられるというルールがあり、まだ現状ではフランク・ケシエやアンドレアス・クリステンセンら新しい選手を登録できるだけの余裕はないとのこと。

先週ジョアン・ラポルタ会長は「現在進めている取引によって最大7億ユーロ(およそ990億円)を調達できる可能性がある」と話しており、それらがどこまで進むかが注目となりそうだ。

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なお、バルセロナのチャビ・エルナンデス監督は今夏の補強としてロベルト・レヴァンドフスキらの獲得を目指しており、この収入がいつ確保できるかが勝負の分かれ目となるだろう。

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