今季限りで現役を引退した元日本代表MF中村俊輔。44歳になった彼は今後、横浜FCでコーチを務めることになる。
その俊輔がDAZNで配信されている「やべっちスタジアム」に出演した。
矢部浩之さんとのやり取りは実に興味深いものだった。
セルティックでは公私ともに非常に充実していたが、31歳で挑戦したエスパニョールでは成功できず。当初は大歓迎で迎えられたものの、半年で退団。俊輔は当時を振り返り、こう明かした。
「できることなら…若い時に行ってもおもしろかったかぁと。
でも、何年越しっていうくらい(の夢が叶い)、スペインリーグのエスパニョールに移籍させてもらって、すごい歓迎されて。
スタジアムができたばっかりだったので、すごい記者会見も盛り上がった(入団会見にはファン7000人、報道陣300人がつめかけた)。
単純にレベルが高かったですね…。
あれ?あれ?あれ?みたいな感じになってる周りの雰囲気も分かりますし、結構きつかったですね、メンタル的に。
でも、挑戦したこととかに悔いとか(はないし)、むしろ良かったなと思いますね。
それもまた挫折っていうか、自分の力のなさを知ったけど、スペインリーグってこうなんだ、もっと違う世界なんだっていうのを半年だけでもできたのはその後につながりましたね」
単純にスペインリーグのレベルが高く、自分の力のなさを痛感させられたそう。
期待値が高かっただけに、周囲の反応が冷めていくのも感じていたようだ。