毎週木曜日に『DAZN』で配信されている「内田篤人のFOOTBALL TIMES」。
今回の番組では、内田篤人がかつてプレーしていたシャルケ04を再訪するという企画。盟友でもある吉田麻也が所属しているクラブ、そしてかつて住んでいたゲルゼンキルヒェンの街をレポートした。
その中で、東日本大震災の後に行われた試合の写真が内田篤人に見せられた。それは勝利の後にメッセージが書かれたシャツをカメラに見せた場面。
この瞬間を思い返し、内田篤人は以下のように話していた。
内田篤人
「(マヌエル・ノイアーとは)バスの席が2つ隣で。メッセージを書いてたら『それは何?』と聞かれて。『今日本が大変だから。負けたら見せないけど、勝ったら見せるよ』って答えたら、『俺が勝たせる』みたいなことを言ってね。
俺もあのように一人で前に出ることはそんなにないし、何かを発信するというのはリスクがいるからね。
ドイツ人にどう思われるかもわからないし、そもそも試合の内容によっては『はぁ?』みたいな話だからね。
でもドイツ人も日本のことをすごく心配してくれてたし、今でも被災された東北の方は『あれ見てました、ありがとうございました』って言ってくれる。
まぁ、せめてもの、だね」
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これはかなり有名なエピソードであるが、改めて今回内田篤人本人の口からマヌエル・ノイアーとのやり取りが明かされた。