このところ一気に調子を上げているシャルケ04。一時はブンデスリーガ最下位に沈んでいたものの、このところ7試合で2勝5分けと勝ち点11を稼いできた。
しかもこの7試合で喫した失点はわずか3。ディフェンス面で飛躍的な向上を見せており、その力をベースとして着実にポイントを積み重ねている。
そんなシャルケの最終ラインで中心となっているのが吉田麻也。冬に加入したモリッツ・イェンツとのコンビが冴え渡り、堅実なプレーで評価を高めている。
『derwesten』は15日にその吉田麻也の特集記事を掲載。「吉田麻也の物語にファンが感動」と書き、内田篤人との関係について言及していた。
「シーズン前半は悪かったが、後半に入ってからは一気に良くなった。吉田麻也はシャルケ04のデビューシーズンで完全なレギュラーになっている。トーマス・レイス監督の下、どれだけ重要な存在であるかを示している。
もちろんシャルケのファンにとっては喜ばしいことだ。それはスポーツ面の向上だけではなく、このクラブにある種の愛着を抱いてくれているからだ。
それは彼がシャルケで活躍を見せるずっと前のこと、ファンのお気に入りだった男と関係があるのだ。吉田麻也の親友であり長年の仲間である人物が、ここで何年もの間大成功を収めていた。
内田篤人のことだ。彼は7年間にわたってシャルケに所属し、カップ戦優勝を経験し、チャンピオンズリーグ準決勝にも進出するなど、歴史的なチームの一員だった。
吉田麻也はかつてシャルケの試合をよく観戦していた。2011年のフェルティンス・アレーナでの写真をInstagramのストーリーズに投稿している。
『12年前、僕はスタンドにいた。今はシャルカーとしてこのピッチに立っている』
日本代表のキャプテンはそう書いた。シャルケでも主将として戦うことをどれだけ誇りに思っているかを明確に示してくれている。
この投稿がシャルケのファンに好評であるのは当然だ。彼は後半戦から力強いプレーを見せており、新たな相棒モリッツ・イェンツから大きな恩恵を受けている。
彼ら二人がセンターバックを形成してから、なんとシャルケは3失点しかしていない。吉田麻也はますますファンの心に入り込んでいく」
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なお、吉田麻也は先日のボーフム戦で今季25試合の出場となり、シャルケとの契約の自動延長条件がクリアされている。さらにクラブが今季残留に成功した場合、自動的に吉田麻也の契約は1年延長されるとのこと。