「遠藤航の後継者」第一候補
そのプレースタイルはまさに「ボランチ」。171cmと決して大柄ではない体格であるが、試合を読んで的確にボールを奪うディフェンスと堅実なパスワークを生かし、チームに安定感をもたらす。
また若くして冷静な選手であることでも知られており、その頭の回転の速さやメンタルの落ち着き、そして曺貴裁監督の影響を受けてさらに高まった言語化能力にも定評がある。まさに遠藤航の後継者候補と言って差し支えない。
そして、サッカー選手としての活動とともに、立命館大学の産業社会学部にも通う学生でもあるのだ。
このように「京都サンガFC」のイメージが強い川﨑颯太であるが、実は京都府の出身ではない。しかも関西ですらないのだ。
元々は山梨県の甲府市で生まれ、ヴァンフォーレ甲府のU-12とU-15に所属していたという生い立ちである。そして中学卒業と同時に京都へとサッカー留学し、京都サンガFCのU-18に編入した。
クラブが立命館宇治中学校・高等学校と結んでいるスカラーアスリートプロジェクト(SAP)というプログラムでサッカーと学業を両立させてきた…という経歴がある。