――そういえば高校入学前に黒田さんから熱い勧誘を受けたとか。

黒田さんから「厳しい環境に身を置いてやった後に、大きく成長している自分がいる」と言われました。

元々自分のことを確か小学5、6年のころから見てくださっていました。

中学校の選抜でも見て頂いたところもあるとは思うんですけど、すごく自分のことを評価してくださっていて。

「ウチにきて、山田の選手として戦ってほしい」と熱い言葉を頂いて。帰りの車の移動中に母と話をして(青森山田高進学を)決めたので。

それぐらい心を動かされるほど、すごく熱い話をしてもらいました。

――言葉の力がすごいですね。

なんかこう燃えたというか。

「山田に入ってやってやろう」とその時にパッと思いました。

そこで山田でやってやろうとスイッチが入りましたね。

――次対戦した際は黒田監督にどのようなプレーを見せたいですか?

黒田さんに相手の中で理久が一番嫌だったなと思わせられるようにしたいですね。結果にこだわっていきたいです。

青森山田高時代の嵯峨(左)と髙橋

名将黒田監督―。2人の教え子は率直に恩師の偉大さやJリーガーならではの視点を示してくれた。

千葉の髙橋は今月3日に町田と対戦が予定されており、出場すれば恩師との初対決に、気持ちを高ぶらせているだろう。

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既に対戦した嵯峨もリーグ後半戦でのリベンジに燃えている。今後黒田監督と教え子たちが繰り広げる激闘が楽しみで仕方がない。

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