――サイドバック起点の動きが違うことで、攻撃に変化が出ると思います。より得点に直結するような変化でしょうか。
そうですね。相手の守備を崩すためにちょっといじっているのかなと。
本当に印象なので実際のところは分からないですけど、そう思いましたね。
守備は僕らがやっていたときと結構似ているシーンは見受けられます。
――青森山田の6年間で感じた黒田監督の凄みを教えてください。
やはり一つの勝負やワンプレーに対するこだわり、突き詰めるところ。
特に僕は守備が印象的ですけど、負けたくないという想いがすごく強いので。
失点をしないことに対するこだわりや、細部を追求するところですかね。
これまでのどの監督よりも細かい部分を指摘されました。
――黒田監督は勝負師ですよね。高校3年間で思い出深いエピソードはありましたか。
「1本。その1本で泣くんだぞ」と、よく言われていた気がします。高校のチーム全員に。
「その1本、1mを寄せなかったらシュートを打たれて負けるんだぞ」と、「その1本を外すと負けて泣くんだぞ。その1本走らなかったことによって負けるんだぞ」と言われていました。
1本中の1本という言葉は、印象に残っています。
――第8節を終えて首位を堅持。思うことは。(4月11日時点)
まず失点2はすごいですよね。そこが一番堅い印象がやっぱりあります。
負けなければ上にいける。それこそ失点をせずに、1本中の1本を決め切って勝つとあの順位に行けるのかな。
黒田監督の言葉そのままの結果かなと思っています。
――就任された当初は懐疑論なども出ていましたね。
やっぱりすごいんだなと改めてですね。
高校サッカーでやってきた監督がプロで同じようにできるのかなと思っていた中で、やることをしっかり浸透させてやっているように見えます。
すごいと感じています。