マルコ・ファン・バステン
アヤックス所属:1981~1987
怪我によってそのキャリアはとても短いものであったが、28歳で引退するまで通算300ゴール以上を決めた伝説のストライカー。あらゆる形でゴールを決められるシュートテクニック、アクロバティックなプレーで一時代を築いた。
1981年に16歳でアヤックスに加入し、ヨハン・クライフとの交代でデビューを果たすといきなりゴールを奪取。次年度には名FWキーフトを追い出す形でレギュラーとなり、オランダ代表でもエースストライカーとしての立場を固めることになった。
エールディビジで4年連続の得点王に輝き、1987年にはルート・フリットとともにACミランへと移籍。イタリアでは足首の継続的な怪我に悩まされながらも印象的なゴールをいくつも決め、バロンドールも受賞した。
残念ながら3度目の足首の手術を終えたあとは2年間以上プレーできない状況を経験し、若くして現役引退を余儀なくされてしまった。しかしながら全盛期のプレーはまさに歴史上最高のストライカーと言えるものだった。