――ドイツで長くプレーされましたがそこで選手として掴んだものはいかがですか?
僕はブンデスで100試合ちょっとの出場数(※1部102試合、2部17試合)なんですけど、ヨス・ルフカイ監督と一緒に仕事できたのはかなり僕にとっては大きかったです。
監督と選手の信頼感というのは、改めて選手にとってすごく重要なんだなと感じることができました。
例えばヘルタ・ベルリンの2シーズン目途中(2014-15シーズン)にルフカイ監督が解任になるんですが、そこから僕はぱったりチャンスがなくなったんです。
選手は、新しい監督が来るとなった時に当然同じようにスタメン取れるように頑張ろうと思ってやります。でもいざそういう立場になると、なかなか思うように自分のプレーがいかなかったり…。
でもヨス・ルフカイ監督の時は、なぜか自分のやりたいことだとか自分の特徴がよく出ていました。
それって分からないですけど…「監督から信頼されてるな」というのを感じてプレーしてるのとそうじゃないのとでは、選手を全く変えるなと。
それは4年間ドイツにいて、途中トルコも挟んでるんですけど感じることができました。
ルフカイ監督との信頼関係が、細貝のドイツでのキャリアを支えてくれていたようだ。
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上記の細貝のインタビュー動画では、「ビダルが家賃を払わずに出ていった話」や「海外選手のスケールの違う話」など興味深い内容になっている。