チームというのは当然プロなのでお金の問題とかありますが僕は一切触れてません。

(給与は)多いに越したことはないですけど一切交渉もせず、「もうその分でいいです」と決めました。お金とかではなく地元というのがデカくて。

「地元で地元のクラブに貢献するんだ」といった時にそのタイミングしかなかったんです。(加入当時35歳だったが)あと1年経ってから来るのではまたちょっと違うなと。

タイの他のクラブに残るオファーもありました。他のチームに行けば、例えばお金だけでいったらもう2倍、3倍、4倍どころじゃなかったです。

だけどそれを断ってここにいる意味。やっぱり地元で自分の存在価値を示したいというのもそうですし、僕は群馬県の前橋育英出身なので、高校まではこの群馬県のサッカーの業界に育ててもらったと思ってます。

だから、群馬でプレーすることで「細貝っていう群馬県出身のサッカー選手が群馬に戻ってきたんだって」と群馬の子供に思ってもらえることだったりとかそういう刺激を伝えられることができたらなという想いで戻ってきました。

高額オファーはあったものの、地元への愛情が彼を群馬へと導いたようだ。

その細貝は、7日のリリースで以下のように語っている。

「高校3年生の頃の強化指定選手時を除いては、2005年にプロサッカー選手になって今季が20年目の節目のシーズン。

ここ数年はベテランと言われる選手になり、時と共に自分ができることも様々な形に変化し、やれることも変わってきていると感じています。2024年は清水慶記さん、岩上祐三、畑尾大翔、が抜けたことで僕を除く年長者3人がいなくなってしまいました。

きっとまた様々な壁が立ちはだかると思います。それを一つずつ乗り越えたいと思っています。

地元である群馬県、前橋市出身の選手として、自分の経験を皆に落とし込んでいけるよう、ザスパ群馬が群馬の皆さんの誇りと言っていただけるような日本屈指のクラブに少しでも近付いていけるよう、皆様と共に同じ方向を見ながら、この1年力を注いでいけたらと思っています。

その中で常に自分の人間性はどうか。と自分に問いかけ、前進していきたいと思います」

ここでも地元への想いをみせた細貝。チーム最年長者となり、20年目の決意を強く語っていた。

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なお、上記の細貝のインタビュー動画では、ザスパクサツ群馬の新スタジアムへの思いなども語ってくれている。

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