6位:ミハイロ・ムドリク
現所属:チェルシー
国籍:ウクライナ
トッド・ボーリー政権下でチェルシーに加入した選手の一人であるミハイロ・ムドリク。2023年1月に8850万ポンドという巨額の移籍金が支払われた。21歳の彼に対してそのような額が投じられることは、結果を出すためのプレッシャーが増大し、そしてそれまでの時間もあまり与えられないということを意味する。
過酷な環境の中でイングランド・プレミアリーグでのキャリアをスタートした彼であるが、ここまでの数字や成績はかなり平均的なもので、目立ったものはほとんどない。
まだ22歳のムドリクがキャリアの中で復活を見せるだけの時間はあるが、とはいえチェルシーでの余裕はそれほどない。クラブ側の過大評価によって彼は厳しい立場に陥っている。
5位:カイ・ハヴァーツ
現所属:アーセナル
国籍:ドイツ
イングランド・プレミアリーグではチェルシーとアーセナルでプレーしてきたカイ・ハヴァーツ。その時間は期待されていたほど上手くいっているとは言い難い。レヴァークーゼンからやってきたときには9000万ポンドの移籍金が支払われたが、スタンフォード・ブリッジではそれほど多くの輝きを見せていない。
そして2023年夏にはライバルであるアーセナルへと移籍。チェルシー時代には慣れないセンターフォワードをやっていたこともあり、攻撃的MFに戻ることで復活を見せるかと思いきや、まだ足踏みが続いている。
ときにはそのプレーが結果につながることもあるのだが、いわゆる「1億ユーロを超える価値の選手」としては寂しいものだ。まだ24歳のハヴァーツがどんな役割で生きるのか、まだ誰もわかっていない。