「中心市街地の活性化、人の流れを作り出す、そして交通利便性が高い。こういった基本的な考え方に変わりはないです」と語る下鶴市長。スタジアム整備実現のため、早い段階から市と県が協力していく姿勢を強調したが、一方で「具体的な協議方法やスケジュール、何をやっていくのかを今、事務レベルで協議している段階」と、候補地選定のスケジュールなどは未定であることを明かした。
先日、市議会の特別委員会では、「これが最後の候補地になる」という発言があったという。
これに関して市長の考えを尋ねられると「今回、知事と私が直接話し合いをしまして、早期整備に向けた取り組みを加速するということを合意しております。しっかりと県と市、そして民間も含めた『オール鹿児島』で、これまで以上に連携を深めながらスタジアムの早期実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。この点につきましては先日、サッカー協会とラグビー協会からも市や県のほうに早期整備を求める要望書が提出されたところです。皆さまの思いをしっかりと捉えながら、早期整備に向けて取り組んでまいりたいと考えております」と答えている。
鹿児島、新スタジアム情報・建設候補地まとめ(鹿児島ユナイテッドFC ホームスタジアム)
いまだ先行きの見えない鹿児島のスタジアム整備だが、今年は、夏に鹿児島県知事選、年末に鹿児島市長選が控えている。そうした状況の中で、なんとか整備の道筋が見えてくる年となることを期待したい。