5日に行われたワールドカップ2026アジア最終予選の第1節、日本代表対中国代表の試合は7-0という珍しいスコアで終了した。
前半半ばに日本代表がコーナーキックから遠藤航のヘディングシュートで先制し、さらにハーフタイム直前に堂安律のクロスから三笘薫が追加点を奪取。
後半には南野拓実が立て続けに2ゴールを奪って圧巻の得点力を見せると、途中出場の伊東純也と前田大然もネットを揺らす。後半アディショナルタイムには久保建英が7点目を奪い、圧倒的な強さを証明した。
一方の中国は、前半は4-4-2のフォーメーションで臨んだもののほとんどチャンスがない状況が続き、後半にはガオ・チュンイーをアンカーに投入して5バックに変更していた。
ところがそのシステムチェンジはあまり功を奏することなく、日本代表の攻撃力を止めるという目的は達成できなかった。
『163』の『懂球帝』によれば、この5バックのフォーメーションはかなりスクランブル的なものだったそう。
中国代表はこの試合に向けて15日間のトレーニングキャンプを行い準備を進めてきたものの、この中で5バックを練習したことは1度もなかったとのこと。
記者によれば、「中国代表はトレーニングキャンプで5バックを練習したことはなかった。イヴァンコヴィッチ監督はこれから起こることへの恐怖を感じていたようだが、最終的にはその選択はいいものにはならなかった」という。
中国代表はこれから帰国して10日にサウジアラビア代表とのワールドカップ2026アジア最終予選第2節を戦う予定となっている。
そこに向けてふたたび4バックシステムを使っていくのか、あるいは5バックシステムの練習を進めていくのか。どのような選択をするのか注目される。