セリエA、プレミアでプレーする選手も!?

インドネシアを支える実力者たちをさらに上回る代表候補が先述した“154人”に含まれている。その中でも際立って優秀な選手たちを紹介する。

新守護神パエスの実力を上回るであろうと評価されているイタリア出身GKエミル・アウデロ(イタリア1部コモ)はイタリア・セリエAで通算169試合に出場した実力者だ。さらにオランダ1部の最年少得点記録を保持していた元オランダ代表MFヤイロ・リーデヴァルト(ベルギー1部アントワープ)も代表入りが熱望されている。

セリエA通算169試合出場のアウデロ

ただこの2選手は日本でも報道されている氷山の一角であり、実力者は続々と控えている。デンマーク1部コペンハーゲンでディフェンスリーダーを務めるDFケヴィン・ダイクス、今季オランダ1部4試合2得点の長身ストライカーFWオレ・ロメニー(エメン)は既にインドネシア協会が接触したといわれている。

そして昨季ドイツの名門ドルトムントでリーグ戦16試合2得点2アシストを記録したスピードとキレ足鋭い左足クロスを持つDFイアン・マトーセン(イングランド1部アストン・ヴィラ)、昨季イングランド2部で右サイドからチャンスメイク、ゴールを演出したFWミリオン・マンフーフ(ストークシティ)、アヤックスアカデミー産で190センチの高身長レフティーCBであるDFパスカル・ストライク(イングランド2部リーズ)と即戦力がそろう。

アストン・ヴィラでプレーするマトーセン(右)

オランダには強豪トゥエンテのレギュラーCBを担うDFミーズ・ヒルハース、イタリアの名門ミランで活躍するオランダ代表MFタイアニ・ラインデルスの弟DFエリアノ(オランダ1部)もインドネシア代表入りの資格を保持している。

上記した全選手が加われば、強力過ぎるスカッドを形成する可能性がある。仮に一部の選手が加入するだけでもいま以上に強くなるだろう。アジアでは敵なしの日本代表であるが、今後インドネシアの強化が進めば無視できない存在になりえるかもしれない。