岡野雅行

現J3ガイナーレ鳥取の代表取締役GMを務める岡野雅行氏は、「野人」の異名を持っていた。

長髪をなびかせ、爆発的なスピードでゴールに襲い掛かるFWとして日本代表でも活躍していた岡野氏。1998年フランスW杯のアジア最終予選のイラン戦では延長戦から出場すると、見事にゴールデンゴールを奪い、日本代表を初のW杯出場に導き、ジョホールバルの歓喜を演出した。

森本貴幸

2024年10月4日に更新されたYoutubeチャンネル『XAGiTube』を通じて、現役引退を表明したばかりの森本貴幸氏。

2004年には、当時のJリーグ史上最年少にあたる15歳10ヶ月6日で現J1東京ヴェルディのトップチームデビューを果たすと、2006年には当時セリエAのカルチョ・カターニアへ移籍した。同クラブではセリエAデビュー戦で得点すると、現地ファンから発音が似ているという理由で「マレモート(イタリア語で津波)」の愛称を付けてもらっていた。

久保竜彦

元日本代表FW久保竜彦氏、通称「ドラゴン」。

日本人離れした高い運動能力を武器に、竜のような身のこなしで規格外のプレーを見せていた久保氏だが、そのキャラクターはいたって素朴。現役引退後は山口県でカフェを営むなど、きらびやかなイメージの強いサッカー選手らしからぬ言動と行動で、多くのファンに愛されている。

井原正巳

現J1柏レイソルを指揮する井原正巳監督。現役時代はディフェンダ―として活躍し、A代表における歴代キャップ数122回を記録した(2024年10月時点で4位)。

冷静な対応とフィジカルの強さから生み出される安定感抜群のプレーは「アジアの壁」と評されていた。

三浦知良

日本サッカー界のキングであるFW三浦知良(JFLアトレチコ鈴鹿クラブ)。サッカーファン以外にも浸透した「キング・カズ」の愛称は、Jリーグ史上最高齢にあたる54歳でプレーした経験にふさわしいものだ。

ゴールパフォーマンスの「カズ・ダンス」は三浦の代名詞ともなっており、57歳となったいまでも多くの人が三浦のゴールを心待ちにしている。

美の暴力…サッカー史上最強の「貴公子」イケメン10名を選んでみた

二つ名がある選手たちが持つ個性は、多くのファンやサポーターを虜にしてきた。彼らに共通する部分は、他のサッカー選手と一線を画す独特なキャラクターやプレースタイル、キャリアを持ち合わせている点だろう。

いま現在は二つ名を持っていない選手たちが、今後どのような個性を発揮し、特別な呼ばれ方をするようになるのか注目したい。

【厳選Qoly】 日本代表、「高井幸大の代役」になれなかった欧州でスタメンを張るセンターバック3名