FW:カカウ(ドイツ)

ドイツ代表:
23試合6得点(2009-2012)

出場したビッグトーナメント:
ワールドカップ2010

パウメイラスのユースに所属した経験をもつカカウだがブラジル時代は全くの無名。ドイツでも5部リーグからキャリアを始めたという変わり種だ。

しかし彼の真面目で献身的なプレーがドイツの水に合ったのかそこからとんとん拍子に出世。

11シーズン所属したシュトゥットガルトではブンデスリーガ制覇を成し遂げるなどリーグを代表するFWとなった。

ドイツ在住が8年を超えた2009年2月にドイツ国籍を取得。ヨアヒム・レーヴ監督によってドイツ代表への招集され、2010年ワールドカップに出場した。

2014、2015年にはセレッソ大阪にも所属している。晩年であまり結果は残せなかったものの、ファン感謝デーで黙々とたこ焼きを焼く姿には彼の人柄が表れていた。

FW:ジエゴ・コスタ(スペイン)

スペイン代表:24試合10得点(2014-2018)

出場したビッグトーナメント:
ワールドカップ2014,2018

ブラジル生まれながらスペインで頭角を現した悪童ジエゴ・コスタ。彼は両国の代表キャップを所有している珍しい選手だ。

アトレティコ・マドリーで得点を量産していた2013年に、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督から招集を受けブラジル代表デビュー。

しかしその後は声がかからなかったため、ビセンテ・デル・ボスケ監督の誘いを受けてスペイン代表へ鞍替え。2014年、2018年ワールドカップに連続出場した。

この鞍替えについてスコラーリ監督からは「裏切者」と批判され、ペレからは「ブラジルで正当な評価を受けなかったと思っていたなら、正しい判断だったのでは」と擁護されている。

ロマーリオ、ロナウド、アドリアーノと怪物的なストライカーを立て続けに輩出したブラジルだが、その後世界的な点取り屋を生み出せないでいる。

当時の代表チームもFWの駒不足に悩まされおり、そんな中でジエゴ・コスタを他国に奪われてしまったことについては少なからず論争を呼ぶことになった。

他の候補:
パウロ・リンク(ドイツ)
ケヴィン・クラニー(ドイツ)
リエジソン(ポルトガル)
オタヴィオ(ポルトガル)
ロドリゴ(スペイン)
カターニャ(スペイン)
エデル(イタリア)
アマウリ(イタリア)
ジョアン・ペドロ(イタリア)
アラン(中国)
エウケソン(中国)
アロイージオ(中国)
フェルナンジーニョ(中国)
呂比須ワグナー(日本)
エメルソン・シェイキ(カタール)
エドゥアルド・ダ・シウヴァ(クロアチア)
フランシレウド・ドス・サントス(チュニジア)など

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世界でも類を見ないほどの数だが、そもそもブラジルには国籍を離脱するという考え方がない点については留意する必要がある。

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