弱点は決定力不足
後方に多くのタレントを有するインドネシアだが、前線はディフェンスラインと比べてやや劣る印象がある。
オランダ出身のFWラファエル・ストライク(Aリーグメン・ブリスベンロアー)やサイドからの突破力に長けているFWラグナル・オラトマンゴン(ベルギー1部デンデル)がいるものの、決定力はそれほど高くはない。
トップを務めるストライクはポストプレーに優れている部分はあるが、19試合1得点と結果を出せていない。日本代表のセンターバックから見れば脅威にはならないだろう。
オラトマンゴンも突破力に優れた選手だが、8試合2得点と決定力で違いを見せられていない。
セットプレー時の長身DFのヘディングや、MFマルセリーノ・フェルディナン(イングランド2部オクスフォード)やMFトム・ヘイ(オランダ1部アルメレ・シティ)の2列目の飛び出しや精度の高いミドルシュートを警戒した方が良さそうだ。
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前線に強力な選手がいないため、決定力不足により日本代表に得点を挙げることは難しいだろう。ただ守備は定評があるため、ドロー狙いで強固なブロックを敷いてくるかもしれない。勝点3を奪うにはボールを保持して、アグレッシブに猛攻を仕掛けてディフェンスラインを破壊したい。