1. イエローカードの多さ

1つ目のネックはイエローカードの多さだ。

ヴェッラッティはおよそ3、4試合に1回イエローカードを提示されている(クラブレベルで261試合72枚)。中盤インサイドハーフの選手としてはかなり多く、出場停止になれば稼働率も必然的に低下する。

2. 怪我が多い

2つ目、稼働率を下げる要因としてもう一つ挙げられるのは怪我の多さだ。

ヴェッラッティは昨シーズンの後半戦を恥骨炎で棒に振っていて、ここ2シーズンのリーグ戦稼働率はわずか約47%。今季に限定しても約63%にしか達せず、前半戦はリハビリ状態で低調な出来に終始していたことを考えると実質的な稼働率はさらに低いとも考えられる(なぜ完調でない選手を使い続けたかはわからないが)。

恥骨炎は繰り返しやすい怪我でもあり、離脱リスクは依然として高いままだ。

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