移籍すると言われ続けながらもなかなか移籍先の見つからないエディン・ジェコ。名門復活を期すユヴェントスはヴォルフスブルグとの交渉を続けているようだ。

ユヴェントスの新GMのベッペ・マロッタは、

「ゼコは最高の選手であり、世界有数のビッグクラブの関心を集めるのも当然だ。彼はそれだけ素晴らしい才能を持っているんだよ」

と、高く評価しておりジェコをトリノに連れてこようと考えているが、ヴォルフスブルグからは強烈な条件を突きつけられているようだ。その条件はジエゴとモモ・シソコとの2対1での交換トレードだ。流石にジエゴは巨額の移籍金で購入した選手だけに簡単には放出する事はできないと思われるが、以外と可能性は残されているかもしれない。

なぜならば、マロッタGMは、CSKAモスクワとセルビア代表ミロシュ・クラシッチの獲得交渉を行っている途中。セルビアのウィンガーの加入に失敗した場合は、

ジェコ = ジエゴ + シソコ

という呪文の様な方程式が成立する可能性があるのだ。元々、ジエゴはデル・ネーリのシステムでは居場所を失う公算が強く、ユーヴェ加入前はブレーメンで欧州トップクラスの評価を得る事に成功した選手。ヴォルフスブルク側に立ってみれば、「計算できる選手」であり、ユーヴェにとってみれば、現金化するよりも容易だと考える事ができるからだ。

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