2013シーズン、ガンバ大阪とともにJ2で安定した強さを見せ、一年でのJ1復帰を果たしたヴィッセル神戸。
チームは3年目の安達亮監督に率いられ、マルキーニョス、ペドロ・ジュニオール、シンプリシオのブラジル人トリオなど精力的に補強を行い、スタートダッシュにも成功。鹿島アントラーズとのアウェイゲームを3-2で制した8節終了時点では首位に立っていた。
ところが、W杯による中断明けの初戦、天皇杯2回戦で関西学院大学に敗れると、J1再開初戦でサガン鳥栖、さらに一週間後にはガンバ大阪に1-5の大差を付けられ、ホームで連敗。一旦は持ち直したもののラスト10試合でわずか1勝。最後は4連敗を喫し、結局11位という成績に終わっている。
安達監督は昨季限りで退任し、柏レイソルでJ1(2011年)、天皇杯(2012年)、ヤマザキナビスコカップ(2013年)とJリーグのタイトルを総なめにしたネルシーニョ監督が新たに就任。選手も昨季の主力の大半が残留したほか、DF安田理大(鳥栖)、DF高橋祥平(大宮)、FW渡邉千真(FC東京)などが新戦力として加わっている。
神戸は20日、2015シーズンの新体制発表に合わせて新ユニフォームをお披露目。
1995年1月1日から「ヴィッセル神戸」としての活動をスタートしたクラブは、今年20周年。同年には阪神・淡路大震災が発生しており、クリムゾンレッドのホーム(1st)は今季、神戸に関わるすべての人とともに新たな歴史を刻むべく、シャツ・パンツ・ソックスの全身に希望と歓喜のカラーであるクリムゾンレッドを採用した。
前面と背面にデザインされた同系色のグラデーションストライプには、これまでの歴史とともに新たな未来へ駆け抜けるスピード感を表現。アクセントとしてゴールドがあしらわれたほか、襟の内側には『VISSEL 20YEARS』の文字が入れられている。
ホームと同じテンプレートのアウェイ(2nd)は、オール白の組み合わせ。
昨年12月にヴィッセル神戸を運営する「株式会社クリムゾンフットボールクラブ」の全株式を取得し、正式に子会社化した楽天の「R」のロゴが、今季もやはり印象的。それに負けないためか、背番号のフォントも太めのものをチョイスしている。
近年黄色が定着していたGKモデル。今季は山と海に囲まれたホームタウンの神戸をイメージし、ホームに緑(山)、アウェイには青(海)を採用した。
ユニフォームスポンサーは、胸が「楽天」、背中が「川崎重工業」、袖が「アンファー」、パンツが「ズーティー」で、いずれも昨季からの継続。
なお、FP用ユニフォームの背中は、ホームがこれまで通り「Kawasaki」、アウェイは今季から「川崎重工」表記となっている。(※GKはどちらのパターンもあり。緑のホームはアルファベットと漢字で文字色が違うのが面白い)
◆Jリーグ 2015シーズン新ユニフォームまとめ(J1・J2・J3)