2011年、正式な指揮官に就任したOBのユン・ジョンファン監督のもと(※ヘッドコーチ時代の2010シーズンから実質的な指導を行っていた)、初のJ1昇格を成し遂げたサガン鳥栖。

翌2012シーズン、J1の初年度でいきなり5位の好成績を収めると、厳しい戦いとなった2013シーズンも12位で残留。そして昨季は、元日本代表DF安田理大やDFキム・ミンヒョク、MF谷口博之などを獲得し、自他ともに認めるクラブ史上最強の陣容でシーズンの開幕を迎えた。

チームは開幕戦で昇格組の徳島ヴォルティスに5-0の大勝を収めると、2節では浦和レッズにアウェイで1-0と勝利。その後もリーグ屈指のハードワークを武器に白星を重ね、18節の名古屋グランパス戦を終えた段階で首位に立っていた。

ところが、そのわずか5日後、クラブは電撃的にユン監督を解任。チーム作りに対するビジョンや考え方の相違など、将来を見据えた上で総合的に下された判断のことで、とにもかくにも首位チームの監督がクラブを去り、コーチの吉田恵氏が後任として指揮を執ることに。一旦はポゼッション重視のスタイルに転換を図ったものの上手くいかず、結局はユン監督時代の縦へ速いサッカーへと回帰し、終盤8試合は5勝1分2敗。2013シーズンと同じ5位で、激動の一年を終えた。

今オフは、移籍が囁かれていたエース豊田陽平との契約延長に成功。J1で過去3シーズン、19、20、そして昨季も15ゴールを決めた29歳の日本代表ストライカーが今季もチームの中心に座る。

新監督には森下仁志氏を迎え、森下監督の古巣である磐田からMF菅沼実(※昨季も期限付き移籍)、MFペク・ソンドンを獲得。昨季の主力では安田がヴィッセル神戸へ移籍している。

さて、2013年からWarriorのサポートを受けてきた鳥栖だが、本日5日、既にお伝えしたようにWarriorの親会社であるNew Balanceがサッカーへの参入を発表。

鳥栖はNew Balanceとの新たなサプライヤー契約を発表するとともに、注目の新ユニフォームをお披露目した。

Sagan Tosu 2015 New Balance Home

ホーム(1st)は、従来のサガンブルーとピンクを継承し、ユニフォーム中央にはクラブの象徴であるカチガラスの羽をモチーフにした立体的なデザインをあしらい、「躍動感」や「迫力」を表現。

また、特徴的な襟元には「冷静さ」を表す青と「柔軟さ」を表すピンクのアシンメトリーなデザインが施され、どんな状況でも冷静に、しなやかに試合を展開するサガン鳥栖イレブンをイメージ。

襟の内側には、チームスピリットである『True champions in the hearts of all who love Sagantosu.(サガントスを愛する全ての人と共に、真のチャンピオンになる)』の文字が印字されている。

機能面も充実しているようで、ホームは運動時に大量の汗が発生する背中部分に「NBロゴ(フライングNB)」をイメージしたNew Balanceオリジナルのメッシュ素材を使用。衣服内の温度コントロールを強化し、選手のパフォーマンス低下を抑える。


Sagan Tosu 2015 New Balance Away

アウェイ(2nd)は、周囲をひきたて、「協調性」や「調和性」をイメージさせるグレーを採用。

単調なグレーではなく濃淡のグレーが織り成す杢調(もくちょう)柄にすることで、流れるようなコンビネーションを表現し、サポーターと共に勝利を目指す一体感を体現している。


GKモデルは、ホームがピンク、アウェイが緑。胸に入れられた放射状の紋様は、ゴールを守る「最後の砦」としての存在感を示している。

ユニフォームスポンサーは、胸の「ディーエイチシー」、袖の「佐賀新聞」、パンツの「ブリヂストン」が継続。背中は新たにあの「ハウステンボス」と契約を結んだ。

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