これはスローイン時、ビトロからバネガにボールが入る場面である。イボーラの位置を上げているのみではなく、逆サイドのビトロが参加して、枚数を増やしている。※デポルのスローイン時はイボーラが下がり、バネガがトップ下に上がる。
バネガの位置で分かるようにピボーテ付近まで落ち、そのキープ力を駆使。そこからの経由でフィゲイラスで目掛けて一発。フィゲイラスは相手左SB(ルイジーニョ)のスペースに走り込むイメージ。このフィゲイラスの使い方は、この試合で大きな狙いの1つであった。
こちらもスローインの時を切り取ったものである。イボーラとバネガの位置は交換されている。押し込んだ際に、この位置ではバネガが浮くためにデポルティーボの最終ラインの裏を狙うパスを配球。
この場面ではバネガは落ちていないが、バネガのパスからピボーテへ。そこからフィゲイラスへの展開である。このビジョンは共有されていた。外を空けるために、前線の3枚の中央に絞るポジショニングによることも大きい。