7月4日、『Gazzetta dello Sport』は「イタリアサッカー連盟のカルロ・タヴェッキオ会長は、インテルとミランが行っている補強の状況を心配していると話した」と報じた。
昨季中位に沈み苦しいシーズンを過ごしたインテル、そしてミラン。この2チームは巻き返しを狙って今夏大型補強を繰り返している。
インテルは既にフランス代表MFジョフレイ・コンドグビアの獲得に4000万ユーロ(54.6億円)を費やし、さらにブラジル代表FWミランダ、スペイン代表DFマルティン・モントージャもチームに引き入れた。
一方のミランもコンドグビア、ジャクソン・マルティネスからは撤退しているものの、既にアンドレア・ベルトラッチに2000万ユーロ(27.3億円)を支払い、ルイス・アドリアーノとカルロス・バッカ、ホセ・マウリと補強が進んでいる。
しかしチャンピオンズリーグに出場できない両クラブとしては、かなり勝負に出た投資が行われていることは想像に難くない。タヴェッキオ会長はインテルとミランの動きを見て、その経済面の状況を心配していると明かした。
カルロ・タヴェッキオ
(イタリアサッカー連盟会長)
「私はインテルとミランが行っている投資について心配している。この二つのクラブの収支バランスシートは、これらの費用が許されるものではないはずだ。何か私が知らないものがない限りの話だが。
恐らく、彼らはそのコストが自身のファンドによって支えられているのだろうと思う。我々は名誉ある男達の話をしている。私は彼らが約束を守ってくれるだろうと信じている」