そのコール・テイラー少年は4歳からサッカーをプレーしており、クラムリントン・ジュニアーズというクラブのU-8チームに今夏入団しゴールキーパーを務めていた。
同地域のクラブであるということで、ニューカッスル・ユナイテッドのアカデミーコーチも頻繁に指導に訪れていたという。
そして、アカデミーコーチからそれを聞いたティム・クルルはコール少年に手紙を書くと共に、クラブの練習に招待した。
テイラー家族と対面したクルルは、自身が使っていたグローブとスパイクにサインを加えてコール少年に手渡したという。
ロワザン・テイラー
(コール・テイラーの母)
「息子は『お母さん、いつか僕はこのグローブくらい大きくなるよ』と言っていたわ。
彼はティム・クルルがそれを実際に使っていたということが信じられなかったみたい。
我々は、ティム・クルルがコールのことを考えてくれたことに感謝したい」
ティム・クルルは先日行われたオランダ代表の試合で前十字靱帯を断裂し、何ヶ月にも及ぶリハビリをスタートさせたばかり。
そのような苦しい状況でありながらも、不運な事故に見舞われた少年への心遣いを欠かさない。まさにプロフェッショナルの鏡であると言えよう。