私の迷い-こちらが良い、のですが……

それを踏まえ、最後は私個人の思いも込めて。なので、ここだけは敬称付きで書かせていただきます。

もちろん、「東京運動記者クラブ」加盟の新聞・テレビ各社と比較すると取材面での制約が大きいQolyのようなデジタルメディアにも「もっと優しい」体制になって欲しいとか(笑)、利用するたびにサッカーミュージアムの入場料がかかってしまうJFAビル内の資料室の運用方法を見直して欲しいとか(これは新国立競技場ともつながる深刻な問題です)、いろいろな「打算」はありますが、それは横に置いて。

赤い駒場で「愛を込めた声援」(苦笑)を送らせていただいたのを別とすれば、原さんとの接点は意外と多くありません。もちろん、スタジアムや様々な取材場面でお目にかかれば挨拶はさせていただきますし、原さんも分け隔て無く対応してくださいますが、話し込んで名刺をいただいた経験は無いんですよね。

一方、田嶋さんには本当にお世話になりました。Qolyに直接関わる話では、ミクロネシアについてのコラムを書いた後に定例理事会で質問した私に対し、EAFF副会長として答えていただきました。「まずは北マリアナ連邦のFIFA正式加盟を優先させ、パラオやミクロネシアへの支援はその後の課題ですが、決して忘れたわけではありません」と。

ですので、今回のコラムのURLも、田嶋さんのアドレスに送らせていただく予定です。

「「記録的大敗」のミクロネシアをFIFAへ?-日本がアシストできるこれだけの理由」
(2015年8月3日付)

https://qoly.jp/2015/08/03/column-nakanishi-micronesia-fifa

その意味では、総合的で国際的な視野を持つ田嶋さんが新会長になっていただくのが良いと思いますが……どうしても「夏春制」がネックです。不可能だと思う事を公約にした人を推すのは、やはりためらってしまうからです。そして、「権限の集中」と「業務の遅滞」という指摘に対しても、田嶋さんの説明は不十分に見えてしまうのです。

なので、本当は田嶋さんになって欲しいと思いつつ、最終決断をするにはまだ大きな問題が残っているな……という感覚で、31日の臨時評議員会の後にある記者会見に行こうと考えています。

いずれにしろ、異なる着眼点から練り上げられたお二人の意見が上手くブレンドされて今後のサッカー界に活かされて行く事を願っていますし、選挙の運営方法の見直しを含め、Qoly読者の皆さんなど多くのサッカーファミリーの希望が反映されるJFAになって欲しいとも希望して、このコラムを締めたいと思います。

筆者名:駒場野/中西正紀

サッカーデータベースサイト「RSSSF」の日本人メンバー。Jリーグ発足時・パソコン通信時代からのサッカーファン。FIFA.comでは日本国内開催のW杯予選で試合速報を担当中。他に歴史・鉄道・政治などで執筆を続け、「ピッチの外側」にも視野を広げる。思う事は「資料室でもサッカーは楽しめる」。

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