『Africanfootball』は「ナイジェリアサッカー連盟(NFF)は、トゥーロン国際大会に出場するための資金が足りないと発表した」と報じた。

来月開幕を迎えるトゥーロン国際大会。毎年南フランスの数都市で行われているトーナメントで、各国のユースにとっては貴重な国際経験を積む場になっている。

特にオリンピックの年には大会前の貴重な準備として重要な存在であり、日本代表も数年に1回は招待されていることから、日本でも知名度が高い。

今回はリオ五輪の開幕戦の相手でもあるナイジェリア、コロンビアも参加することが決まっており、事前の準備としては最高の状況だったのだが・・・

ところが、この数年深刻な経営難に陥っていると言われており、さらに内部の対立も進んでいるナイジェリアサッカー連盟は、それどころの状況ではなくなっているようだ。

先日は既に死亡した審判を国内リーグの主審に指名するという前代未聞の事件も起こし、その統治能力を失っているとも言われている。

トゥーロン国際大会に出場するために必要な資金はおよそ8万ユーロ(およそ1000万円)。しかし、ナイジェリアサッカー連盟はこの額を支出することも出来なくなっており、大会を辞退する可能性があるという。

ナイジェリアサッカー連盟の幹部は以下のように語り、撤退することになる場合は大きな打撃になると認めているようだ。

「ナイジェリアはトゥーロン国際大会から撤退するように見える。なぜなら、NFFはその準備のための8万ユーロを支払えない状況にあるからだ。

それは強烈な後退だ。オリンピックに向けての準備という意味でね。五輪に向けての最終的なチームを構築するものになったはずだからだ」

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