最後です。これからのJリーグが目指すところは、スポーツを産業にという国の大きな方針に対してそれを牽引していく立場で全面的にスポーツを産業化していくことに舵を切ります。
産業という言葉の意味合いで言えば、そこに投資が行われる、将来価値を見越して投資が行われる、そしてそのもとに人材が集まってくる。アイディアが集まってくる、そして新しい市場が生まれてくる、今までにないサービスが生まれてくる。
そうした延長線上で豊かな地域社会や日本のスポーツ文化をどんどん育んでいく。
これは時に教育問題にいくかもしれない、健康問題にいくかもしれない、国際交流になるかもしれない、街づくりになるかもしれない、スポーツツーリズムとか産業振興になるかもしれません。そうした、Jリーグがもともと掲げる理念をスピードアップして進めていきたいと思います。
はい。全てはスポーツ界のためということで頑張ってまいります。
最後に『スポーツでもっと幸せな国へ』と書きましたが、スポーツは平穏な日常生活の上に成り立つと強く感じました。
東日本大震災とか熊本地震の件もそうですし、平穏で普通の日常生活がないところでサッカー、スポーツが演じることができないなかで、逆に言えばスポーツが楽しまれているということは平和であることの象徴でもあります。
そういう意味では、スポーツが長く続いて豊かな国になるように三社協力して努力してまいるつもりでおります。
引き続きご声援、ご支援を宜しくお願いします。本日はありがとうございました」