17日、フランス・リーグアンのマルセイユは「アメリカ人実業家のフランク・マコート氏が、クラブの株式を買収した」と公式発表した。

なお、クラブの会長についてはフランス人実業家のジャック=アンリ・エイロー氏が就任することが決定している。

フランク・マコート氏は1953年生まれの63歳。不動産事業で一財を築き、2004年にMLBのロサンゼルス・ドジャースを買収したことで知られている。

黒田博樹などを始めとした多くの選手を獲得し、チームを拡大していったものの、その後最終的にチームの財政が悪化したことから会長を離れていた。

ジャック=アンリ・エイロー氏は1968年生まれの48歳。かつてテコンドーのフランス代表選手でもあったが、ハーバード大学でMBAを取得し実業家の道へ。

湾岸戦争では兵役で軍の広報官を務め、その後クリュブ・メットや欧州ディズニーでもメディア系の仕事に従事した。

2000年に独立し、その後メディアスポーツグループのSporever、Turf Éditionsを設立。スポーツビジネス界のメディア王として知られている。

記事によれば、マコート氏はマルセイユの買収に4500万ユーロ(およそ50.6億円)を投じており、さらに今後34年間で2億ユーロ(およそ224.8億円)の資金を注入する計画であるとのこと。

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