バルデラマ&アスプリージャ(コロンビア)

ロシアW杯で日本と戦ったコロンビアだが、かつてのコロンビアと言えばバルデラマとアスプリージャを思い浮かべるオールドファンも多いだろう。

海のそばで育ったためにチリチリになったという逸話を持ちアフロヘアから「ライオン丸」と呼ばれたバルデラマは1990、1994、1998と3大会連続でワールドカップに出場した。決して運動量は多くなく、がに股で芸術的なパスを繰り出すという個性的なスタイルで注目を集めた。

チームメイトもGKなのに足技ありのレネ・イギータ、中盤を絞めるフレディ・リンコンら個性派揃いだったが、中でも1994、1998W杯に出場したファウスティーノ・アスプリージャを思い浮かべるファンが多いだろう。

身体能力が高くフィジカルを全面的に押し出したダイナミックな動きが特徴的なストライカーで、一方で問題児としてトラブルを多く起こしたため安定した活躍はできなかった。そのためにW杯でも結果より記憶に残ったメンバーであった。1994年W杯ではオウンゴールを記録したエスコバルが射殺されたのは繰り返してはならない悲劇として語り継がれている。

ちなみに先月下旬でロシアW杯のVIP席でセリエAパルマ時代に戦ったこともある三浦知良(元・ジェノア)と再会しまだ現役であることに驚いたという。