オランダトリオ(ライカールト、フリット、ファン・バステン)
シルヴィオ・ベルルスコーニ時代に黄金時代を過ごしたミランを代表する3人がオランダトリオである。
アヤックスのフランク・ライカールト、マルコ・ファン・バステン、PSVのルート・フリット(グーリットとも)を獲得しセリエA優勝、チャンピオンズカップ優勝を経験している。
EURO88ではリヌス・ミケルス監督の下で優勝を成し遂げたが、当時EURO優勝チームがW杯優勝はできないというジンクスがあったが、1990年のイタリアW杯ではベスト16で西ドイツを相手に1-2で敗戦し姿を消している。
戦術的に現代の礎を築き上げミランで絶対的な強さを誇っていたメンバー擁するオランダでさえ当時W杯優勝は叶わなかったのである。
ちなみに当時のオランダを破った西ドイツはユルゲン・クリンスマンらを擁しこちらはマテウス、ブレーメと共にドイツ・トリオと呼ばれていた。なお、ロシアW杯予選でオランダ代表の新監督候補として名前があがったのがそのクリンスマンであり、サッカーの因果を感じさせる瞬間である。