ミケル・アルテタ(スペイン)

スペインの歴史上でも名選手の一人と言えるアルテタ。知的でテクニカルな彼のプレーは美しいものだったが、それ以上に素晴らしい選手と同じ時代を生きたことが不運だった。

バルセロナのユースで育成され、レアル・ソシエダを経てエヴァートンへと移籍。プレミアリーグで大活躍を見せ、その後アーセナルにステップアップした。

創造性とビジョンに恵まれたアルテタのプレーはまさにバルセロナのエッセンスを体現するものだった。それは引退後、すぐにジョゼップ・グアルディオラがコーチに誘ったことでよく分かる。

しかしスペイン代表の中盤は非常に競争が激しく、招集された2009年にはアルテタが膝の怪我で辞退をしなければならなくなった。

2011年にはイングランドが彼を引き抜こうとしたこともあるが、その基準は満たしておらず、鞍替えは叶わなかった。