しかし、すぐやめました…。

やっぱり、「どこで蹴るか」じゃなく、「誰と蹴るか」です。

さらなるボールを蹴れる場所と仲間を探しにスポーツシティを出ると、偶然、日本人サポーターの方と遭遇。

「日本代表の練習会場あるけど、いく?」 と声を掛けてくれました。無論、行きました。「フットボール探訪」は中断です。ボールは夜でも蹴れるんですから。

しかし、日本代表の練習は最初の15分以外は全て非公開。それもメディアの方限定で、もちろん、一般サポーターは見ることができません。 

ですが、これで終わっては不完全燃焼です(笑)

「タダでは帰りたくない」と貧乏根性丸出しの僕は、 同じ大型スポーツ施設内で行なっている小学生のサッカースクールに混ざるよう試みます(笑)

菅谷「これは何歳の子供達なの?」
コーチ「12歳以下だよ」
菅谷「僕はサッカーがしたくてできる場所を探してるんだけど…」
コーチ「これはスクールだからダメだよ。きみの年齢は?」
菅谷「12歳だよ!」
コーチ「はっはっはっ(笑)元気でな」

はい、あっさり断られました。

優しい彼は 「日曜に俺たちの試合あるから電話番号を教えてくれよ」 とも言ってくれたのですが、日曜は既に帰国済みということで泣く泣く断念。 

どうやらアフリカ系指導者のチームらしく、めちゃくちゃ面白そうだったのですが、 無理くり現地人とボールを蹴りました。

こちらは、練習終わりのユベントスアカデミーアブダビ校の子達と。

可愛くて楽しかったのですが、これは何か違う…なにか本来の趣旨と違う気がする…。

もっと「現地のフットボール文化」とか「雰囲気を知りたい」のに、これでは僕のタレントとしての好感度がうなぎのぼりになるだけじゃないか!

僕本来の持ち味である、球際の強さと守備戦術の理解度、豊富なスタミナも活きていない!

「サッカーを仕事にしたい芸人」とは思えない、テレビ映えしない地味な武器ではありますが、ひとまず、豊富なスタミナを活かして再び夜の市街地へ戻ることにしました。