とはいえ、1人で蹴っても面白くないことは午前中に立証済みなので、一旦スタジアムを出てヤケクソでゴールドジムへ。

だって、ゴールドジムならボール蹴れる場所を知ってる人がなんかいそうじゃないですか。 

菅谷「フットボールができる場所を探してるんだけど」
ジム 「今日はもう終わっちゃったけど、夜8時から蹴れるところがあるよ」

さすがゴールドジム。やはり筋肉は裏切らない。

そして翌日――。

夜にはサッカーが待っているため、旅行者がマストで行く観光名所であるドバイを断念してアブダビを散歩します。

ドリブルしながら歩いていると多くの人が「ボール蹴らせてくれよ」と話しかけてくれます。 

いやいや、こんなところでリフティングしたら危ないよ。そして、ふらふらとたどり着いたペルシャ湾。

海浜公園は美しく、ビーチフットのコートもありました。 

しかし、景色は最高ですが、ここにも肝心な人はおらず…。

ただ、ビーチをドリブルしてる際に知り合ったナイジェリア人のサディークとは最高のロケーションでボールを蹴ることができたので「良し」としましょう。

そして、時計は周り、午後8時に。教えてもらった広場に行ってみました

四方を高い壁で囲まれたソサイチくらいのサイズのコートで、少し荒れた天然芝は少年団の時に「さわやか杯」で使った荒川河川敷のようですが、ナイターも明るくて申し分ないです。 

中には既に沢山の人達が。ということで、僕もボールを持って入ろうとしたところ「ストップ」がかかりました。

「サッカーをしに来たのかい?今日はクリケットの日だよ」

なんと今日はクリケットの日でした…。 

2日間かけて探し歩いてみましたが、「UAEでの飛び込みサッカー」を実現することはなかなか難しそうです。 

現地在住の日本人に聞いてみたりもしましたが、そのようは場所は知らないようでした。 

いろいろ国籍の人がいるからきっとサッカーができたら楽しいと思うのですが、この旅ではそういったチャンスに巡り会えず。 

潜入調査は残念な結果でしたが、また次にこの国に来た時にはボールを蹴れますように。

文:カカロニ菅谷

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